現地の語学学校が高くて諦めている人へ 安く教えてもらうなら時間を使え
ベネズエラに長期滞在しようと思った理由はぼくが小説やブログの執筆に割く時間を確保するかたわら、Miaがスペイン語学校に通いたかったから、予算の厳しいぼくらがリーズナブルなスペイン語学校を探した方法をご紹介しましょう。
ネットで探すと高い
南米ではほぼ全部の国がスペイン語を話します(ブラジルなど例外はありますが)。だから南米を旅するならスペイン語ができたほうが圧倒的に有利です。
そういう意味で長期の南米旅行を考えている人は、最初の1ヶ月(あるいは1週間〜2週間でも)を語学学習に当てるのをオススメします。もちろん日本で勉強してから来るのもいいですが、やっぱり生の言葉を聞くと全然違いますからね。
その場合きっと日本にいるうちに “現地のスペイン語学校” を見つけて、予約してから来ることを考える人も多いと思います。そうなるとネットで学校を探すことになりますが、良くも悪くも “ちゃんとした学校” しか見つかりません。
お金があるのならいいのです。むしろちゃんとした学校で、ちゃんとしたカリキュラムがある中で学習するのは良いことでしょう。ただし高い! 例えば、LanguageCourse.comという語学教室検索サイトで、今ぼくらが滞在しているベネズエラのメリダを調べてみると……
スペイン語 語学学校 メリダ, メキシコ 語学コーススペイン語
見つかるのは2週間で450ユーロとか950ドルといったものばかり。たぶん、1日中レッスンがあり、ちゃんとしたカリキュラムがあり、決してコスパが悪いものではないのだろうと思います(受けてないので分かりません)。
だけど、単純に貧乏旅をする人にとって950ドルとか、ちょっと高すぎるんですよね……。2週間ってことは実質勉強は10日間。1日あたり95ドルになるわけです。出せる人はそれでいいですが、「語学教室は予算オーバーだからやめよう」となる人も多いと思います。
もっと安い方法がある
そこでオススメの方法は現地で探すこと。少なくとも下の3つの方法を試して、すべてで「スペイン語を教えてあげる」という人に出会うことができました。
- 歩き回って語学教室を探す
- 旅行代理店で「語学教室ない?」と聞く
- ホテルで「スペイン語教えてくれる人を探してる」と聞く
この方法だといわゆるオフィシャルな学校だけでなく、普段は学校で教えている先生を紹介してもらえたり、そもそも先生ではないけど小遣い稼ぎに教えたいという人に出会えたりします。
ぼくらは1時間あたり0.5ドルの人から3ドルの人まで出会いました。1日2時間のレッスンを週に5日受けても5〜30ドルの計算です。1ヶ月受けても20〜120ドルと、正規の学校よりもはるかに安く受けられます。
みんな副業とか空き時間でのレッスンになるので、1日中つきっきりというわけにもいかないケースが多いと思います。でもこちらだって旅行中の身。空いた時間は遊べばいいし、勉強に打ち込みたいなら自習すればいい。結構悪くない勉強ペースだと思います。
デメリットもある
言うまでもなくデメリットもあります。
まずレッスンの質は先生次第。普段も語学学校の先生をやっている人に出会えれば、上手に教えてくれます(Miaも出会えました)。一方で、お小遣い稼ぎみたいな人は決して上手な先生ではないでしょう。
要は使いようです
例えば自分で1冊「スペイン語の入門本」を買っておいて、基礎の基礎は自習し、レッスンは実践の場だと思えばいいのです。2時間、文句を言わず、下手なスペイン語を聞いてくれて、直してくれて、教えてくれる、都合のいい雑談の相手だと理解しましょう。
ざっくりメリット・デメリット
自分で先生を探すメリット
- 安いことが多い
- 日程なんかに融通が利く
- 良い先生に出会えればコスパもいい
自分で探すデメリット
- 先生が見つかるまで時間がかかる
- 悪い先生に出会うと探し直し
- カリキュラムがない・教材がない(可能性がある)
お金がないなら時間を使う
この方法だと着いた翌日からレッスン開始というわけにはいきません。まずは数日かけて教えてくれる人を探し、良くない先生に当たったら、中止して、次の先生を探すことになります。
だからどうしてもスタートダッシュに時間がかかる。だから自分で探すというのも一長一短なんですね。でもお金がないなら時間を使うのが鉄則です。そうして出会った先生がステキな先生だったら、そのまま友だちとして付き合えると思えば、楽しいじゃないですか?
語学教室が高いと思って諦めている人は、ぜひ “自分で探して” みてください。